住宅の購入は、人生の中でも一大イベントです。
特に家族の希望を盛り込んで作り上げる注文住宅は、完成までの間に膨大な時間と手間、そして莫大なお金をかけて行うだけに、絶対に失敗したくないと思いますよね。
今回は建ててよかったハウスメーカーランキングや、ローコストハウスメーカーについてご紹介していきます。
「価格が安い順!ハウスメーカー坪単価ランキング50選」はこちらからどうぞ。
<ローコスト住宅の最新関連記事>
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建てて良かったハウスメーカーランキング
ここからは業者を選ぶ際に参考にしたい、ハウスメーカーの人気ランキングをご紹介していきます。
結果を満足度ランキングとして発表しています。やはり大手のハウスメーカーが名前を連ねています。
1位 スウェーデンハウス
2位 へーベルハウス
3位 積水ハウス
- 4位 住友林業
- 5位 三井ホーム
- 6位 一条工務店
- 7位 セキスイハイム
- 8位 パナソニックホーム
- 9位 大和ハウス
- 10位 ミサワホーム
出典:オリコン顧客満足度®調査 ハウスメーカー 注文住宅ランキング
ローコスト住宅ランキング
以前のローコスト住宅は、安いだけの商品が多く、クレームがたくさんありました。
ただ最近は、性能の良さを売りにしているローコスト住宅も数多く出てきています。
まずは、ローコスト住宅についてご説明します。
ローコスト住宅とは?
ローコスト住宅とは、その名のとおり「普通の注文住宅よりも、価格を抑えている住宅」を指します。
一般的には建物価格が1,000万円程度、坪単価では60万円以下の家をそう呼ぶケースが多くなっています。
ローコスト住宅は、規格に基づいた大量生産の建材を活用したり、独自のルートで部材の仕入れを行ったりするなどの手段で、さまざまなコストを抑えています。
また、工期を短くしたり、余計な人件費や材料費を削減して価格を下げているため、通常の注文住宅よりも安く建築できるのです。
これから家を買う予定の方にとってもローコスト住宅は有用な選択肢の1つとなりそうです。
ローコスト住宅の仕組み
ローコスト住宅は、余計な人件費や材料費を削減し工期を短縮することで、賢くコストを抑えている点が長所であると先に述べました。
ここでは、ローコスト住宅において実際にどのようなコスト削減を行っているのかについて、ご紹介します。
工場で生産
ローコスト住宅では、工場で生産されたパネルや合板などを現場で取り付ける工法を使用する場合が多くあります。
職人の腕前で仕上がりが左右されることなく、安定した品質を確保しながら、建築コストを省いているのです。
シンプルな間取り
ローコスト住宅では、シンプルな四角い間取りを採用しているケースが一般的です。
これによって使用する外壁の面積を減らし、材料費の削減を実現しているのです。
内部の間取りについても、廊下などを多く作らず合理的で使い勝手の良い間取りがなされているケースが多いようです。
又規格型住宅が多く、自分好みの間取りに変更できないと言うこともあります。
ローコスト住宅で後悔しないために
ローコスト住宅は、価格の安さだけで選んでしまうと建ててから後悔することにもなりかねません。
むやみに低価格だけを追求するのではなく、何を重視したいかを明確にするのが大切です。
材料の種類や質感、雰囲気・風合いを楽しみたい方や、他にはない我が家らしさを求める方には向かない可能性もあるでしょう。
何十年と長く暮らす家ですから、慎重に選ぶ必要があります。
人気の高いローコストハウスメーカー一覧
ローコスト住宅の建設で「人気の高いハウスメーカー」をピックアップし、集めてみました。
- レオハウス
- アキュラホーム
- ヤマト住建
- タマホーム
- アイフルホーム
- クレバリーホーム
- 富士住建
- ユニバーサルホーム
- アエラホーム
- アイダ設計
- センチュリーホーム
地域限定だけど・・・500万円から建てられる超ローコストハウスメーカー
格安住宅500万円から建てられるハウスメーカーを調査しました。
近年人気になっている平屋も建てられます。
ヒラキハウジング
価格 | 500~1,000万円 |
住宅タイプ | 平屋・2階建て |
対応エリア | 熊本県 |
熊本の住宅会社であるヒラキハウジングでは、500万円・600万円・700万円・850万円・1000万円というプランを提供しています。
「建つんです500」は、本当に500万円で家が建つんです!という驚きを表現したネーミング。
アフターメンテナンスの必要を少なくすることを目指し、基礎や自然素材を重視した家づくりがこだわりです。
はなまるハウス
価格 | 713~1,357万円 |
住宅タイプ | 平屋・2階建て |
対応エリア | 群馬県・栃木県・千葉県・福岡県 |
出典:はなまるハウス
ハウスメーカー と工務店 の価格差って?
大手ハウスメーカーと地場工務店ので見積もりを取ってみると、基本的に見積金額は大手のハウスメーカーは高く、地場工務店は安くなる傾向と言われています。
その価格差って何だろうと思いますよね。
よく、宣伝広告費や高い人件費が原因といわれていますが、見積もりの内容を見てみると一概には言えないようです。
見積もりの内容をよくみると、キッチン、お風呂、トイレ、洗面、ドア、屋根材、断熱材、基礎仕様などは大量に仕入れることができる大手メーカーの方が扱う標準品のグレード的に上回っている部分が多くあったりして、これを大手ハウスメーカー仕様に合わせると地場工務店のほうがかえって高くなる可能性もあるようです。
宣伝費率も戸数で割ったらそれほど大きくないし・・・。
地場工務店は営業力が無いのでコストでハウスメーカーに対抗するしかないので、見積もりは安くなりがちなのです。
ただ、ハウスメーカーは全てがシステム化されているので、融通が利きません。
コンセントを追加してもらうにしても一箇所いくらの追加費用だったり追加工事だったり。
その代わり地場工務店は電気工事の当日に依頼しても融通が利き、簡単につけてくれることがあるようです。
ですので、単純に価格差だけに目を奪われずに、見積もりの内容までしっかりと見て判断するのが大切ですね。
欠陥住宅の多いハウスメーカーランキング
ハウスメーカーの評判について調べてみると、どのハウスメーカーでも良い評判、悪い評判があります。
クレームや、裁判になる件数も、着工戸数が多ければ、比例して増えてきます。
欠陥住宅を建てたと言われているハウスメーカーの事例をご紹介します。
ダイワハウス ハーバー・ビジネス・オンライン 2019.07.19の記事より
ダイワハウス、約2000棟で施工不良が発覚。「型式適合認定」が諸悪の根源
ダイワハウスは柱や基礎に不適切な部位があり、「型式適合認定(型式認定)」に不適合だったことが発覚した。自社基準で不適合と認定した2078棟のうち、2066棟に建築基準法違反の恐れがあるという
建物の欠陥や工事の手抜きといった部分は住む前に直接確かめる訳にもいかない部分であり、どんなに注意していても欠陥住宅に出くわすリスクがゼロではありません。
又、運悪く、欠陥住宅に当たってしまった場合にも、実際に裁判をおこすにはかなりの労力を奪われ、裁判となっても勝訴できるかどうかは確実ではありません。
ですので、自分自身でできる防衛策として「正確な知識」を身に付けた上で、建築会社に質問をし、納得の行く回答が出来ない業者は、選択しない事がとても重要な事なのです。
名前に惑わされず、良いハウスメーカーを選べるようになりたいですね。