例えば以前には坪単価が25万円台の住宅をアピールしていました。
しかし、この金額は正しくもあり、一般から見ると正しくありません。
そこで、タマホームの価格を検証してみます。
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現実的な坪単価は40万~50万円のライン
タマホームは驚がくの坪単価でアピールしていた時期もありました。
正当性はありますが、現実はこの坪単価で建てることは100%無理です。
だからこそ、タマホームに関して、インターネットでネガティブな書き込みも少なくありません。
他のハウスメーカーも含め、戸建住宅を購入したユーザーなら、どういうことか分かりますよね。
全てのハウスメーカーが明示する坪単価は、「建物本体価格」÷「延べ床面積」になります。
例えば、1,000万円の建物本体価格で50坪の延べ床面積なら、坪単価が20万円になります。
この坪単価はあくまで基準値です。
建物本体価格には、電気・ガスなどのライフライン系の工事、上下水道の工事、敷地を区切る工事、地盤を整備する工事、さらに事務手続き関連の諸費用などが入っていません。
これらをトータルすると、通常でプラス400万円~はかかります。
ローコスト住宅の基準はタマホームの価格
戸建住宅の購入経験者なら、打ち合わせを重ねるごとに、はね上がる価格に不安になったこともあるでしょう。
通常は最初の坪単価よりも、全ての費用を含めれば約20%ぐらい上がるケースが多いのです。
もちろん、タマホームに限ったことではありません。
以上のことを勘案すると、タマホームの坪単価は最終的に40万~50万円に落ち着くことが多いのです。
この坪単価は、一般的にハウスメーカーでいわれるローコスト住宅の~50万円の坪単価を以内に収めているので、タマホームの価格はローコスト住宅といえます。
ハウスメーカーの業界では、ローコスト住宅の基準をタマホームに置いているケースもあります。
最終的な坪単価で見てタマホームより安ければ、設備関連が標準よりもダウングレードしている可能性が高いのです。
タマホームの坪単価 2019年の動向は?
タマホームの現実的な坪単価は40万~50万円のラインとお伝えしましたが、2019年の予想としてはどうなるのか調べてみました。
坪単価は年々変動します。材料費や企業の方向性の変更などによって価格が変動するからです。
タマホームの2019年の最新の坪単価を調査したところ、大きくは変動がないようでした。
タマホームの坪単価 2018年はどうだったか
2018年のタマホームの注文住宅の相場を調べたところ、一棟あたり1,845万円(税込)です。
※タマホーム販売実績(2017年6月1日~2018年5月31日)の一棟あたりの平均販売価格
注文住宅の平均延べ床面積が東京で38坪となりますので、坪単価、48.5万円(税込)というところでしょうか。
今回は独自で東京の注文住宅の平均延べ床面積の38坪で計算しましたが、
タマホームでは、一般的によく耳にする「延床面積」ではなく、「施工床面積」というのを使っています。
「施工床面積」にはベランダや玄関ポーチ、吹抜けやロフトも含まれ、
あるモデルハウスの場合は延床面積は39.47坪なのに対し、
施工床面積は47.60坪という事で、延床面積よりも8坪ほど大きくなっています。
延床面積では含まない吹抜けやロフトなどは、工事の手間暇が掛からないという訳ではないので、
それらを含んだ施工床面積に坪単価を掛けて、建物の価格を出す仕組みになっているということです。
ですから、単純に比較することは難しいんですね。
例えば、タマホームで30坪の住宅を建て場合の総額
さて、タマホームの坪単価を見てきましたが、実際に30坪の家をタマホームで建てると総額いくらになるか、気になりますよね。
計算してみると、坪単価40万円×30坪で1200万円となりますね。
諸費用などかかりますので実際は1300万円から1500万円程度の価格に収まるのではないかと予想できます。
ところが、家の実際の価格をわからなくさせる要因というものがいくつかあるものなのです。
土地の条件で実際の価格は変わる
土地の条件としては、広さや形だけではなくて様々な要因が絡んでくる上に1つとして同じものがないという難しさがあります。
土地の周辺がどのような状況か。
周辺の道路の広さはどうなのか?大型トラックが入れるか?
法律や条例などで制限がかかっていないのか?
地盤は安定しているのか?
など・・・少し考えただけでこれくらいの問題は出てくるものです。
地盤強化など、場合によっては数百万円の価格となりますので、いくら建物本体価格が安くても実際に必要な金額は大きく跳ね上がることになります。
このように、土地の条件によっても家の価格というものは変わってくることになるのです。
タマホームの坪単価が値上げの噂。実際どうか?
5%から8%へ消費税の増税前には、駆け込みで新築住宅の契約が急増しましたが、各ハウスメーカーでは度々坪単価の値上げが行われており、坪単価の値上げ前に契約する方が多いです。2019年10月に予定されている現行の8%から10%の消費税の増税でもまた駆け込みの契約が増加しそうですね。
以前から、『タマホーム 坪単価 値上げ』といったキーワードの検索数が増えていますが、実際にタマホームでは坪単価が値上げされています。
ですが、2015年5月期の業績概要では、
資材価格、労務費上昇を受けた前年10月価格改定後、当年5月に会社設立時と同じ坪単価24.8万円に値下げし受注回復ためにテコ入れ実施
となっており、坪単価の値上げ後に再び値下げされていることがわかります。
タマホームの主力商品である“大安心の家”シリーズに関して、長期優良住宅対応、最長60年保証、充実の標準設備、頑強な構造などの商品仕様はそのままで値下げが行われたのです。
ちなみに坪当たり1万円の値引きが行われ、本体工事価格が坪単価25.8万円(税抜)から坪単価24.8万円(税抜)になっています。
業績により坪単価の値下げもあるようですね。ちなみに、最近は坪単価の公表はしていないようです。
タマホームの平屋の坪単価は?
タマホームで平屋の家を建てたい方は多く見られます。平屋は階段での移動などがないので、生活しやすくて人気です。また、地震で倒壊する恐れも低いメリットがあります。
そんなタマホームの平屋、価格や坪単価、間取りなど気になりますよね。
タマホームの平屋は、ガレリアートという商品が最も有名です。ガレリアートは、平屋の特徴を活かし、「平屋」「ガレージ」を融合した注文住宅です。
平屋はフラットな住宅なので、移動距離が少なく生活しやすいです。また、家族がどこにいるのかがわかり、常に家族を感じながら生活できます。
家族に一体感が生まれるメリットがあります。
そして、ガレリア―トの特徴は、平屋ですがガレージがあるため、車やバイクなどを大事に保管できます。
ガレリアートの坪単価は55万円〜となっています。土地40坪の家を建てた場合の参考価格は2,220万円となります。
- 30坪でガレリアートを建てたときの価格は1,650万円
- 40坪でガレリアートを建てたときの価格は2,220万円
- 50坪でガレリアートを建てたときの価格は2,750万円
写真:ガレリアート(出典:タマホーム株式会社ホームページ)
2019年ゴールデンウイーク タマホーム20周年フェア開催
タマホームは、昨年、2018 年 6 月 3 日で創業 20 周年を迎え、総額4000万円相当プレゼントキャンペーンなどを行なっていました。
2019年の今年はもうすぐ最大10連休のゴールデンウィーク!タマホームでは、全国の店舗にて「20周年フェア」を一斉開催します。
玄関や外壁といったエクステリア関連をはじめ、リビング・ダイニング、キッチンや浴室の充実した水まわり等のリアルな暮らしを想定したつくりのモデルハウスを体感することができるようです。
また、間取りプランや資金計画に関する相談もできるようですので、タマホームで検討されている方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
出典:タマホーム株式会社ホームページ
- 来場特典としてアンケートに答えるなど、条件を満たした場合には予約なしでも、クオカード2,000円分、予約した場合にはなんと、クオカードが5,000円分もらえるようですので、見逃せないですね!
タマホーム 大安心の家 総額はいくらになる?
大安心の家とは、タマホームのベストセラー商品です。最大の魅力は、自由設計の注文住宅で自分の理想の家を建てることができるということです。
大安心の家は、住宅に必要な多くのものが標準装備され、他のハウスメーカーと比べて坪単価が安いということも大きな魅力になっています。
大安心の家より、少し安い商品が「木麗な家」になります。「木麗な家」だと大安心の家より安めの総額になるし、また「大安心の家プレミアム」だったら大安心の家より高めの総額になります。「大安心の家」はちょうど値段的にも真ん中の商品です。
総額については、オプションをどの程度つけるかでだいぶ変わってくるようで、実際の価格は
36坪で約1,800万円、45坪で1,640万円
など幅があるようです。
写真:大安心の家 (出典:タマホーム 株式会社ホームページ)
タマホームの建売を見てみよう
タマホーム というと、注文住宅というイメージが強いと思いますが、建売もあります。
タマタウンという名前で分譲住宅も扱っているのです。
写真:タマタウン川崎武蔵新城(出典:タマホーム 株式会社ホームページ)
タマホームは全国対応?北海道も対応してます!
タマホーム は北海道などの寒冷地にも対応しています。
大安心の家[大地]は「安心から生まれるゆとりある暮らしの中で、大切な人と幸せを育んでもらいたい」そんな想いから生まれました 。
大安心の家[大地]は北海道全域、青森、岩手の一部地域を施工対象として、冬の低冷をシャットアウトする高性能の断熱材を採用。
また、標準仕様で、輻射熱で部屋全体を暖めるオイルパネルヒーターを全居室に設置。
基礎や構造などの強度にもこだわり、優れた耐震性・耐久性を備え、長期優良住宅にも対応しています。
写真:大安心の家[大地](出典:タマホーム株式会社ホームページ)
大手ハウスメーカー各社の坪単価と、タマホームの坪単価を比較しよう
ハウスメーカーの坪単価は知っておきたいところです。
代表的なハウスメーカーの坪単価をまとめてみました。
坪単価の他にも、簡単にではありますがハウスメーカー各社の特徴をまとめています。
積水ハウス
テレビCMでもお馴染の積水ハウスは、ハウスメーカーのリーディングカンパニー。
200万戸以上の建築実績があり、2018年の売上高も2兆1,593億円と国内では敵なしのハウスメーカーです。
戸建て住宅だと、鉄骨1・2階建て、鉄骨3・4階建て、そして木造住宅を取り揃えています。
積水ハウス坪単価2018年は70万円~80万円となっています。
一条工務店
一条工務店は家の性能にこだわって高性能な家を建てるハウスメーカーで、コストと性能のバランスがとれた価格体系です。
条件によって価格は異なりますが、一条工務店の坪単価は55万円〜75万円が目安となっています。
住友不動産
住友不動産は旧住友財閥のグループ会社で、分譲や賃貸等リテール事業に強く、都内には200以上のビルを保有運営しています。
坪単価50万~65万円で、2×4が主流、一部で2×6工法を採用しています。
住友不動産は高級ハウスメーカーかと思っていましたが、案外坪単価は安いようです。
住友不動産の特徴としてぜひ紹介しておきたいのは、デザインが秀逸でグッドデザイン賞を受賞していることです。
大和ハウス
大和ハウス工業は大手ハウスメーカーの中でも売上高トップのハウスメーカーです。
長年住宅づくりをリードしてきた歴史があります。
坪単価55万〜80万なっています。
東急ホームズ
東急ホームズは、北米の高級住宅街の開発を行い、そこで得たノウハウを日本に逆輸入して
販売する輸入住宅専門のハウスメーカーです。輸入住宅に住みたい人にとっては魅力的なハウスメーカーとなっています。
北米スタイルを取り入れた「ミルリーク」が人気商品です。
ミルリークのデザインはアメリカで一般的なニューイングランド様式、古き良き時代のアメリカを感じられるニューネザーランド様式、落ち着きあるデザインのプレイリー様式とさまざまです。
坪単価は60〜70万円となっています。
日本ハウス
日本ハウスホールディングスは、檜を使った本格的な木造住宅を扱うハウスメーカーとして定評があります。
以前は東日本ハウスという社名だったものの、2015年5月に日本ハウスホールディングスに社名変更されました。
日本ハウスホールディングスの標準仕様は比較的グレードが良いわりに、坪単価としては、55万~65万円とかなり価格も良心的と言われています。
檜を使った本格的な木造住宅に惹かれ、日本ハウスホールディングスを検討される方も多いようですが、無垢材の柱で建てるのであれば「やまとシリーズ」という選択になります。
このやまとシリーズは何種類か用意されているのですが、最上級のやまとシリーズ「館」だと、坪単価もかなり高くなり、坪単価が80万円を超えるというケースも珍しくないようです。
三菱地所
三菱地所ホームは旧財閥系のハウスメーカーとあって、価格に関しては上位のグループに入っています。
工法としては、ツーバイフォー工法を主力に、鉄筋コンクリート造や在来工法も扱っています。
どの工法も、高断熱高気密や空気環境へのこだわりは一貫しています。
坪単価70万~80万円となっています。
アキュラホーム
アキュラホームは比較的お手ごろな価格で自由設計の住宅を提供しているハウスメーカーで、坪単価は約40~50万円となっています。
坪単価40万円で自由設計ができるのは魅力的です。
アキュラホームは主に木造住宅の建設を手掛けています。
ゼロエネルギーや太陽光、大空間の家など様々な種類の商品を取り揃えていて、とりあえず低価格の家に技術をつけてみたいという方にオススメ。
特に、低コストで長く住める家づくりに力を入れているようです。
アエラホーム
1963年に創業されたアエラホームは、環境設計の家を提供するハウスメーカーとして有名で坪単価は約30~55万円となっています。
大きな特徴が建物をアルミ箔で覆った高性能断熱材で包んでいること。
この特徴のおかげで、外気の影響が少なく、四季を問わずいつも快適な住宅環境となっています。
また、冷暖房の効果が最大限に高まるので、冷暖房費を抑えられると言われています。
人気の商品は、自由設計のクラ―ジュです。
エースホーム
エースホームは坪単価約30万〜40万円。
全商品が長期優良住宅に適合しています。
フランチャイズという強みを生かし、各地域ごとに、地元に長年根付いた工務店が施工、管理を行います。
トヨタホーム
トヨタグループの一員のトヨタホームは坪単価約60~70万円。
トヨタ自動車で培った世界トップクラスの技術力を住宅作りに活かしています。
数多くの先進テクノロジーがあり、スマートハウス技術にも長けています。
また、車とつなげることで、カーナビで住宅操作ができるのはトヨタホームならではの強みでしょう。
パナホーム
もともとはパナホームでしたが、2017年にパナソニックの子会社化されたことを受け社名変更されたパナソニックホームズは、坪単価約70~80万円。
軽量と重量鉄骨造に加え木造住宅の販売もしています。
パナソニックの子会社ということもあり、技術力の高さには定評があります。
特に今後は、スマートハウスに積極的に取り組んでいくでしょう。
ポラス
埼玉・東京・千葉を中心に展開するハウスメーカーのポラスは、坪単価約40~55万円。
ポラスは優れたデザインと耐震性に特徴があります。
和・洋のデザインに対応しており、ライフスタイルに合ったデザイン設計に強みを持ちます。
2003年度から15年連続でグッドデザイン賞を受賞していることからも、そのデザイン力の高さには定評があります。
また、基本的には地域密着型のハウスメーカーなので、ポラスはアフターサービスにも強みがあります。
迅速に問題対応してくれるのは、地域密着型ならではの強みと言えそうです。
ユニバーサルホーム
これもCMでおなじみ、ユニバーサルホームは坪単価約40~55万円。
中堅ながら非常人気のあるメーカーです。
最大の特徴は地熱床システムでしょう。
地熱床システムとは、その名の通り地中温度を利用したもので、夏は涼しく冬は暖かい住宅環境を作ります。
さらに、地熱床システムの上に地熱床暖房をプラスすれば、冬でも床はポカポカと温かいです。
自然エネルギーを利用して、冷暖房費の削減につながれば、砂利が地震の揺れを制御するので耐震性も高まります。
また、地熱床システムのおかげで湿気やシロアリ被害の影響を受けにくく、結果的に家の寿命が延びるというメリットもあるのです。
この地熱床システムがユニバーサルホームならではの強みとなっています。
リクシル
リクシルは、「アイフルホーム」などのFC住宅を展開しています。
WEBハウジング、アイプライム7では700万円代から注文住宅を購入出来ます。
坪単価が20万円台~と大変リーズナブルになっています。
坪単価だけでなく、各社の特徴をよく比較して、
ご自身にぴったりなハウスメーカーを見つけてください。
タマホームのブログを見てみよう
Instagramでは情報を発信しているようですので、興味のある方はのぞいてみてもいいかもしれませんね!
タマホームの坪単価 実際はどうでしょうか
上にもありますが、タマホームでは、一般的によく耳にする「延床面積」ではなく、「施工床面積」というのを使っています。
「施工床面積」にはベランダや玄関ポーチ、吹抜けやロフトも含まれ、
あるモデルハウスの場合は延床面積は39.47坪なのに対し、
施工床面積は47.60坪という事で、延床面積よりも8坪ほど大きくなっています。
ですから、実際の坪単価が、予定より高くなった、ということがあるのです。
また、タマホームが表示する坪単価には確認申請・図面作成費用など一般的には入っている諸費用でも入っていない諸費用があるようです。
坪単価の算出方法は統一されていないということは覚えておいたほうが良いでしょう。
タマホームの狭小住宅の価格を知ろう
タマホームでは、狭小地向きの「木望の家」という商品があります。
基本的な仕様は「大安心の家」と似たような感じなのですが、
3階建て住宅は基本的には2階建て住宅に比べると坪単価は高くなってしまいます。
坪単価は約50万円前後からが目安となるようです。
3階建ての家は総価格が高くなりがちですが、ローコスト住宅のタマホームの「木望の家」であれば、ある程度価格もおさえられるため、
低価格で3階建ての家を検討するのであれば魅力的な家といえます。
写真:木望の家(出典:タマホーム株式会社ホームページ)