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でも、地震大国の日本では、津波などのリスクについても家を建てる前には考えたいところです。
日本では南海トラフ地震の発生確率が今後30年で70~80%と非常に高く、想定される津波到達時間も最短3分と非常に短いことが知られています。
理想の暮らしを叶えるには、自然への「敬意」と「備え」が不可欠です。
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耐震構造だけで充分か。能登半島地震から見た免震構造をプラスする重要性。
能登半島地震で被災しても倒壊を免れた。制震ダンパー「evoltz」の実力×耐震等級3の実例。
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マイホームを建てたいけど何から始めればいいか分からないし、どこのハウスメーカーがいいのか決められない。
そんな時はプロに相談することで、疑問点がまとまり次に進みやすくなります。
無料で「家づくり計画書」を依頼することができ、具体的なオンラインサポートに定評があります。
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場所選びは「ハザードマップ」と「古地図」で慎重に
まず取り組むべきは、ハザードマップの確認です。
海岸線や河口近くの位置が赤く示されているエリアは、津波リスクが高いため避けるか、構造で補強する必要があります。
加えて、地盤が埋立地かどうかを含めて古地図や地形マップで過去の土地の変遷を調べることも、液状化対策の観点から非常に有効です。
とはいえ、素人では難しくて判断がつかないことも多く、特に補強工事が必要であれば専門家の知識が必要です。
土地を購入する前に、慎重にハウスメーカーなどに相談しましょう。
建物の構造で地震・津波に備える
耐震+制震 or 免震構造
耐震等級2~3(等級3は等級1の1.5倍の強度)を基準とし、さらに制震ダンパーや免震構造の導入を検討しましょう。
たとえば、ミサワホームの制震装置「MGEO」は、2カ所設置するだけで地震エネルギーを最大50%軽減し、変形量も震度6弱で1/8に抑えることができます。
ミサワホーム公式ホームページ
地盤調査と改良
海岸沿いでは地盤が軟弱である場合が多いため、専門会社による地盤調査を行い、必要に応じて表層改良や杭打ちの地盤改良が推奨されます。
間取りで津波に備える
1階をピロティ形式(駐車場・土間)、2階以上にリビングを配置することで浸水被害を避けつつ、垂直避難も容易になります。
津波対策を考えた設計にする
海沿いに住むなら、「津波が来るかどうか」よりも「感じたらすぐ逃げる」姿勢が鍵です。
・地震の揺れを感じたらすぐに高台や避難タワー、津波避難ビルへ徒歩避難することになります。立地と経路を確認しましょう。
・車は渋滞の元になり、東日本大震災では車での移動を選択して逃げ遅れた事例があります。歩いて避難が可能であるか調べましょう。
・滞在型対策として、「津波シェルターペントハウス」のような屋上避難システムを検討するのも選択肢です。

一生に一度の大きな買い物だからこそ、「どう守るか」にこだわって、ぜひハウスメーカーと相談して地震・津波対策を叶えるプランを形にしていってください。
地震保険に入る際は、津波も対象になっているかの確認も忘れずにしてくださいね。