
間取りに関しては、ユーザーのライフスタイルや家族構成によって、大きく変わってきます。
住宅購入でもっとも時間がかかるプランになります。
慎重に計画を進めることが大切です。
間取りの自由度は鉄骨ユニット造だと限界がある
間取りを決める大切なポイントは、なんといっても工法によります。
間取りは空間を加工していくので、構造体の形状によって左右されます。
基本的には構造体は変えることができないため、工法によっては自由自在な間取りをつくることができません。
トヨタホームの2つの工法のうち、鉄骨プレハブ系のシリーズは、間取りの自由度に制約を受けます。
住宅建設は、四隅を鉄骨で組み立てるボックスを積み重ねていく方法です。
四角い箱の中で間取りを決めていくので、大幅な部屋の拡大や縮小ができません。
企画住宅のように、基準となる間取りを基に変更を加えていくような工程になります。
それでも、かなりの部分でカスタマイズに応じてくれます。
部屋の広さを調整して、収納スペースを確保することなど、スムーズにできます。
鉄骨軸組工法のメリット、デメリット
トヨタホームには、もう一つの工法があります。
鉄骨軸組工法です。
これは7ブランドを展開しています。
価格は鉄骨ユニット工法よりも、若干上がります。
使用する鉄骨が増えるため、建材費もかかり、作業が複雑化するからです。
鉄骨軸組工法は、ある程度の間取りの自由度があるため、大手ハウスメーカーや高級路線を売りにするハウスメーカーでも採用している工法になります。
ただし、デメリットもあり、工期が長くなります。
鉄は熱伝導率が高いため、室温をキープするのに光熱費がかさみます。
鉄骨軸組工法はメリットもありますが、逆にデメリットを重要視して、プランニングするのが大切です。
間取りの希望はかないましたが、月々の光熱費などのランニングコストがかさんできたら、生涯にわたって悩まされることになります。