今回は、タマホームのロングセラー商品「大安心の家」についてご紹介させていただきます。
毎回アーティストや大物歌手の方を起用してるのが印象的です。
初代のみのもんたさんから始まり、木村拓哉さん、神田沙也加さん、ピコ太郎さん、加山雄三さん、坂本冬美さんと誰もがご存じの芸能人が出演されています。
改めて見ると、そうそうたる顔ぶりですね。
そんなタマホームのロングセラー商品「大安心の家」について、ご紹介していきたいと思います。
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タマホームについて
さて、このタマホームさんは創業20年と他の大手ハウスメーカーに比べたら若い会社ですが、「よりよい物をより安く」をモットーとし、全国展開し成長を続けています。
タマホームさんの特徴は、モットーである「よりよい物をより安く」、コスト削減しながら高品質な家づくりにあります。
それはずばり下記の3点です。
・中間業者をはさまない、施工の直接管理
・高品質・低価格の国産木材を安定的に生産・供給する流通システム「タマストラクチャー」の構築
・住宅設備の大量発注によるコストダウン
家づくりのコストを圧迫しているのは、住宅資材などを扱う中間マージンです。
タマホームは、それらを省くことによるコストダウンで、品質を下げることなく適正価格での家づくりを可能としています。
そんなタマホームが作る「大安心の家」はどんな家なのでしょう。
大安心の家のラインナップ
引用:タマホームHPより
「大安心の家」には、標準の「大安心の家」と、高級バージョンの「大安心の家プレミアム」があります。
2つの違いは、大きく外観と充実の設備です。
また、同じ「大安心の家」と「大安心の家プレミアム」でも、地域によって建てられる家が異なります。
何が違うのかといいますと、それは「断熱性能」です。
タマホームでは地域によって断熱性能が変わります。
使用される断熱材(天井・壁・床)が異なるのです。
北海道や北東北、北陸地方などの寒い地域と、九州沖縄地方などの温かい地域では、使用される断熱材は異なるのは、理解できますね。
日本では、全国の気候条件に応じて断熱材や省エネ性を分ける「省エネルギー基準地域区分」が設けられています。
その「省エネルギー基準地域区分」に基づき、気候条件に応じて断熱地域が分けられ、地域区分に適した断熱材や省エネ性が求められます。
タマホームも地域により快適に過ごせる家を目指し、「大安心の家」も全部で4種類もあるのです。
・大安心の家
・大安心の家 [愛]
・大安心の家 [暖]
・大安心の家 [大地]
日本は地域によって気候が全く違うので、建てる家に求められる基準も異なります。
寒さや暑さ、湿気対策など快適に暮らすための対策は地域によって異なるのですね。
省エネルギー基準地域区分
省エネルギー基準地域区分について、全国すべての地域は「1~8」の8つの地域に指定されています。
どの地域区分に家を建てるかによって、求められる断熱性能が異なり、達成すべき基準値が変わってくるのです。
引用:タマホームHPより
上の色分けされた地図をご覧ください。
・省エネ地域区分1・2:北海道
・省エネ地域区分3:青森県、秋田県、岩手県、山形県、長野県
・省エネ地域区分4:福島県、宮城県、富山県、新潟県、島根県、鳥取県、福井県、石川県
・省エネ地域区分5・6・7:その他の都道府県(除く沖縄県)
ちなみに、沖縄県は省エネ地域区分8となり、沖縄の風土・気候に合わせた家づくりをしており、下記の2商品があります。
・大安心の家[沖縄]
・グリーンエコの家[沖縄]
詳しくはこちらをご覧ください。
大安心の家の4つのポイント
大安心の家は、コストを抑えながらも品質の高い家づくりが可能な商品です。
・長期優良住宅対応
・自由設計・注文住宅
・こだわりの基礎・構造
・充実の設備・仕様
まず、長期優良住宅対応についてです。
念願のマイホーム。
家族の夢をかなえた家に何十年と住み続けることが出来るように、基礎や構造などの強さにこだわり耐震性・耐久性に優れた家を実現し。様々な優遇が受けられる「長期優良住宅認定基準」に標準仕様で対応しています。
そして、自由設計・注文住宅についてです。
家族の希望をかなえるため、敷地や予算、家族構成などを総合的に検証して最適なプランを提案してくれます。
タマホームでは、お客様の初来場から新居完成まで、マンツーマンの体制を取っています。
丁寧なヒアリングに始まり、間取りの提案、そして内装や設備の提案、最後は外観と外装の提案です。
次は、こだわりの基礎・構造です。
鉄筋の家も増えてきましたが、タマホームが木の家にこだわっているのはご存知でしょうか。
日本の風土に合う木造軸組在来工法を採用し、地盤調査からベタ基礎、頑強な柱や壁で、耐久性のある家を実現しています。
大安心の家の構造の特徴をご紹介します。
・全棟において着工前に地盤調査を実施
・不動沈下を起こしにくいベタ基礎を標準採用
・最高ランク「耐震等級3」で高い耐震性を確保
・シロアリを寄せ付けにくい、耐久性に優れたヒノキ土台と安定した強度を持つ集成材を採用
・高性能の通し柱接合金物
・建物全体を換気し、腐食を防ぎ、シロアリの発生原因をカット
・1階と2階の床には、剛床工法を採用し、地震の横揺れにも効果を発揮
・地域に対応した断熱材を使用し、断熱等性能等級4(最高等級)をクリアした高い断熱性と気密性を確保
・全熱交換型全館セントラル24時間換気システムを標準装備
・外壁材や天井に、耐火性に優れ、火災時の延焼を防ぐ素材を使用
最後は、充実の設備・仕様についてご紹介します。
・家事の導線も考えられた機能的なキッチン
・機能性を重視した広さ自慢のシステムバス
・セキュリティにも優れた玄関親子扉、大切な家族や財産を守るために防犯性にも配慮されたエクステリア
・豊富な外装バリエーション
・間仕切り代わりの可動式収納で子どもの成長に合わせて間取りも柔軟に変更可能な空間設計
・フロア下や階段下など住空間をより効率的に使うための豊富な収納スペース
・バリアフリー設計で家族の将来も大安心
このように住む人にとってたくさんの良さが大安心の家には詰まっています。
タマホーム 大安心の家 ブログ
タマホームで大安心の暖かいおうち
こちらのブログ主さんは2017年から2018年にかけてタマホーム の 大安心の家 [暖] でお家を建てています。
大安心の家暖で建てている方のブログはあまり多くないようです。しかも、ショールームで見たドアやキッチン、洗面などについても細かく書いていますので、とても参考になります。
タマホーム 大安心の家 標準仕様
続いてタマホーム の大安心の家の標準仕様についてご紹介します。
キッチンの標準仕様
キッチンは毎日の暮らしになくてはならない部分ですよね。タマホーム では機能的なキッチンをクリナップ・リクシル・EIDAI・タカラなどから選べます。
写真出典:タマホーム ホームページ
サニタリーの標準仕様
心地良い暮らしに欠かせないサニタリーは、家族みんなが毎日使う場所だからこそ、いつも清潔に保ちたいですね。
タマホーム では機能的なサニタリーをリクシル・パナソニック・TOTOなど大手メーカーから選ぶことができます。
写真出典:タマホーム ホームページ
建具・床材
建具は永大産業と大建工業の2社から選択可能となっています。
床とドアのメーカーは一緒にする決まりがあるので、ドアデザインが気に入ったメーカーから床材を選ぶようにするのが良いようです。
タマホーム 間取り ルール
タマホームには独特のルールがあり、通称「タマルール」と呼ばれています。
中でも、間取りのルールで有名なのが、「4mルール」です。
「4mルール」は、「4m以内にかならず壁もしくは柱があること」
タマホームオリジナルルールで、35年保証をやっているタマホームが、自由設計で強度を確保するために編み出したルールでしょうか。
このルールはタマホームの短所であり、長所でもあると思います。
思った通りの間取りを作れないのが短所ですが、このルールに従えば素人が考えた間取りでも、ある程度の強度が確保できるのが長所と言えるでしょう。
ですがこのルールから外れると規格化によるローコストの恩恵を受けられなくなってしまったり、最悪「こちらでは建てられません」というタマホーム大安心の家の悲劇も・・・。
タマホーム 平屋
タマホーム の平屋ガレリアートや、大安心の家 平屋についてはこちらの記事をご覧ください。
タマホームの木望の家とは?
「木望(きぼう)の家」はタマホームの三階建てプランです。自由設計で、狭小住宅や二世帯住宅にも対応できます。
写真:木望の家(出典:タマホーム ホームページ)
タマホームのローコストシリーズ「木麗な家」とは?
基本的な構造は大安心の家と同じですが、標準仕様やオプションを絞ることでより低価格を実現した商品です。住宅設備は最低限でも良いから、ともかく節約したいという人向けの住宅です。木麗な家の場合、長期優良住宅など大安心の家で標準仕様となっている設備のいくつかはオプション扱いとなっています。
とは言っても、「自由設計」で、「最長30年長期保証・点検」がついていたりとコストパフォーマンスには優れた商品になっています。
写真:木麗な家(出典:タマホーム ホームページ)
タマホームのローコストシリーズ「元気の家」とは?
「元気の家」とはローコストで有名なタマホームでもさらに低価格での建てられるという経済的にとても嬉しいプランです。
タマホームでは、オール電化の長期優良住宅「大安心の家」がメイン商品のためその印象が強いですが、「元気の家」はオール電化ではなく、また規格住宅なので自由設計ができません。
それ以外にも、「大安心の家」に比べて外壁に使われているグラスウールの厚さが薄かったり、トイレ、洗面台、システムキッチン、収納スペースのグレードダウンやサイズダウンなどがありますし、断熱性能も劣ります。ですので、とにかく安く建てたいという方、必要な部分だけを選んでグレードアップしたいというご家庭にはおすすめです。
全ての場所にオプションを取りつけていくと「大安心の家」で建てる費用と変わらなくなりますのでその点は注意です。
※「元気の家」の情報は2020年のタマホーム のホームページには掲載されていませんでした。
大安心の家ZERO(ゼロ)って何?
「大安心の家ZERO」は、タマホームの主力商品である「大安心の家」をベースに、
高断熱・高効率設備・太陽光発電システム搭載
の3つを追加し、一時消費エネルギーのゼロを目指す住宅です。
「大安心の家ZERO」は、ZEH対応住宅でありながら、価格は「大安心の家」と同じ、低価格帯での家づくりを目指しています。
※「大安心の家ZERO」の情報は2020年のタマホーム のホームページには掲載されていませんでした。
ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。
タマホーム 35坪 総額
ここまでタマホーム の大安心の家やその他の商品を見てきましたが、そうなると気になるのは総額ですよね。
タマホーム の坪単価についてはこちらの記事もご覧ください。
タマホームの坪単価が25万円台。現実的には坪単価は40万~50万円
こちらをご覧いただくと分かるのですが、35坪で総額にするとおよそ坪単価40万円×35坪で1400万円です。
ですが、平屋にするか、2階建て、3階建てにするか、土地の状態はどうか、どのくらいオプションをつけるかによっても変わりますのでその点はご了承ください。