
住宅展示場やカタログを見ると魅力的な家ばかりですが、実際に見積もりを取ると「想像以上に高い」と感じるケースは少なくありません。
本記事では、最新のハウスメーカー坪単価ランキングをもとに、
・坪単価ランキングの全体像
・価格帯ごとのハウスメーカーの特徴
・坪単価だけで判断してはいけない注意点
・目的別のおすすめメーカーの考え方
をわかりやすく解説します。
これから家づくりを始める方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
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坪単価とは?まず押さえておきたい基礎知識
坪単価とは、建物本体価格を延床面積(坪)で割った目安の価格です。
たとえば、30坪で建物本体価格が2,400万円の場合、坪単価は約80万円となります。
ただし注意したいのは、「坪単価=家づくり」の総額ではないという点です。
多くの場合、以下の費用は含まれていません。
・外構工事費
・地盤改良費
・照明・カーテン
・太陽光・蓄電池
・諸費用(登記・ローン手数料など)
そのため、坪単価は「メーカー同士を比較するための指標」として捉えることが重要です。
最新 大手ハウスメーカー坪単価ランキング
公開情報や住宅比較データをもとに、坪単価が安い順で整理した最新ランキングを紹介します。※あくまで目安であり、仕様や地域によって変動します。
■ローコスト〜ミドルクラス(比較的安い)
この価格帯は、コストパフォーマンスを重視する層に人気です。
設備や間取りの自由度をある程度保ちつつ、総額を抑えたい人に向いています。
1位 アイダ設計:35〜65万円
2位 位 タマホーム:35〜70万円
3位 アイフルホーム:40〜60万円
3位 レオハウス:40〜60万円
4位 アキュラホーム:40〜80万円
5位 アエラホーム:40〜90万円
6位 クレバリーホーム:45〜80万円
7位 ユニバーサルホーム:45〜70万円
8位 富士住建:50〜65万円
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■中価格帯(性能・仕様のバランス型)
断熱性・耐震性・住宅性能を重視する人が多く選ぶゾーンです。
標準仕様が充実しているため、「オプションを追加しなくても快適」という声も多く見られます。
9位 住友不動産:75〜95万円
10位 セキスイハイム:60〜100万円
11位 スウェーデンハウス:70〜100万円
12位 一条工務店:80〜100万円
13位 トヨタホーム:85〜100万円
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■高価格帯(ハイグレード・ブランド住宅)
このクラスは、ブランド力・設計力・長期的な安心感を重視する層に支持されています。
価格は高めですが、外観デザインや構造性能、アフターサポートの評価が高いのが特徴です。
14位 積水ハウス:70〜120万円
15位 ヘーベルハウス:70〜150万円
16位 ミサワホーム:100〜120万円
17位 三井ホーム:100〜125万円
18位 パナソニックホームズ:100〜130万円
19位 住友林業:115〜130万円
20位 ダイワハウス:110〜135万円
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坪単価が安い=お得とは限らない理由
「できるだけ安く建てたい」と考えるのは自然なことですが、坪単価だけで判断するのは危険です。
理由は大きく3つあります。
① 標準仕様の差が大きい
同じ坪単価でも、断熱性能や窓の性能、キッチン・浴室のグレードなどが大きく異なる場合があります。
安く見えても、オプションを追加した結果、最終的に高くなるケースは珍しくありません。
② 延床面積が小さいほど坪単価は上がりやすい
20〜25坪のコンパクト住宅は、30〜35坪の住宅より坪単価が高く出やすい傾向があります。
「坪単価が高い=割高」とは限らない点も理解しておきましょう。
③ 総額で比較しないと意味がない
本当に比較すべきなのは、「建物本体+付帯工事+諸費用を含めた総額」です。
そのため、坪単価はあくまで「入口の目安」と考えるのが正解です。
価格帯別|後悔しにくいハウスメーカーの選び方
■ローコスト帯が向いている人
・とにかく予算重視
・初期費用を抑えたい
・シンプルな間取りで十分
→ 価格の透明性と標準仕様の範囲を必ず確認しましょう。
■中価格帯が向いている人
・光熱費を抑えたい
・断熱・気密性能を重視
・長く快適に住みたい
→ 初期費用は上がりますが、住み始めてからの満足度が高い傾向があります。
■高価格帯が向いている人
・デザインやブランドを重視
・資産価値も意識したい
・アフターサポートを重視
→ 価格だけでなく、提案力・設計力・担当者の質が重要になります。

・安さ重視なのか
・性能重視なのか
・デザインやブランドを重視するのか
自分たちの価値観を整理したうえで、複数社の見積もりを比較することが、後悔しない家づくりへの近道です。
坪単価だけに振り回されず、「自分たちに合った総額と性能」を基準に、納得できるハウスメーカーを選びましょうね。








