創業時にはパイプハウス、ミゼットハウスなど、今でいう極小住宅が徐々に評判を呼び、大規模な民間初のデベロッパーへと成長していきました。
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時代のニーズに合わせたミニハウス
ダイワハウスは、1955年に大阪の日本橋で創業。
時代は戦後の復興から、本格的な経済成長へ発展する時期でした。
全国的に商売=起業の機運が高まり、安く・早く建てられる鋼管(パイプ)ハウスが評判となり、国鉄(現JR)の倉庫、創業したばかりの会社の事務所用に販売されました。
パイプハウスで注目を集め、1959年には住宅販売にも活路を見いだしました。
それが、爆発的な人気となった「ミゼットハウス」です。
ベビーブームの追い風に乗り、自宅の敷地に3時間で設置できる「自分の部屋」に評判が高まりました。
プレハブ住宅は、規格管理が統一化され、生産効率や品質管理などに利点があります。
加えて、住宅建設の課題だった大工による品質のバラツキも少なくなり、一定水準の品質をキープできるようになりました。
無駄も少なくなり、リーズナブルな価格にも反映されました。
宅地開発を担う民間初のデベロッパーへ
プレハブ住宅の建設で評判が高まり、1962年には大阪・羽曳野で民間初のデベロッパー(都市開発)に着手。
「羽曳野ネオポリス」の大規模団地の宅地造成、販売を手掛けました。
今では町の工務店でも行う分譲住宅のパイオニアです。
現在のダイワハウスは、住宅建設をはじめ、多方面に展開しています。
賃貸集合住宅、マンション事業、商業施設・店舗など、活動のフィールドを広げています。
それぞれの分野でデザイン性や機能性など、評判になっている建物も数多くあります。
ダイワハウスは、時代に即したニーズを見抜くことによって、一定の評判を集めて発展してきた注文住宅メーカーと言えます。
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注文住宅のダイワハウスの坪単価を見てきました。 規格住宅が比較的安価で55万~65万円、自由設計を掲げる注文住宅が70万~80万円が一つの目安ということが分かりました。 事例を挙げて解説していきます。 ...
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※こちらの記事の画像等はダイワハウスのホームページから引用しています。