「世界のトヨタ」と呼ばれるように、グループ全体では自動車業界以外にも住宅、金融などにも企業展開しています。
その評判が気になるところです。
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着実に成長している住宅ブランド
トヨタホームは、トヨタ自動車の創業家の「一代一事業」という構想で、2003年に設立されました。
意外なように思いますが、トヨタホームとしての歴史は若いのです。
これ以前には建売住宅やマンション分譲を柱にした住宅関連部門がありました。
ハウスメーカーとしての評判を高めたのは、2003年の設立がきっかけです。
注文住宅部門を分社化し、ハウスメーカーとして独立。
商品開発力も高めていき、トヨタホームとしてのブランドが着実に成長していきました。
前進を続けるハウスメーカーとして、評判も高まっていきました。
2006年には住宅販売戸数が、創業以来初となる5,000戸を突破。
2010年にはトヨタ自動車の住宅事業(デベロッパー部門)を統合し、トヨタホームのブランドをより強固なものにしました。
精度の高い鉄骨ユニット工法
トヨタホームは、鉄骨系の注文住宅を取り扱うハウスメーカーです。
鉄骨ユニット工法、鉄骨軸組工法をメインに住宅づくりをしています。
以前は木造系のツーバイフォーも手掛けていましたが、採算面を考え、鉄骨系に稼働をシフトさせています。
セキスイハイムのように、現場での作業を極力減らすため、工場生産率が85%を占めています。
機械化による住宅づくりがほとんどで、均一に保たれた品質に対する評判が高くなっています。
世界一の自動車メーカーとして、工場生産についてのノウハウを生かしています。
これらのテクノロジーに改良と応用を重ねて、住宅づくりの工場生産力にフィードバックしました。
巨大なグループを構成するトヨタならではの総合力の高さが、住宅づくりの大きな武器になっています。