でも、木造住宅は間取りの自由度が低く、湿気などの木材独特のデメリットもあります。
積水ハウスの「シャーウッド」はそれを技術でカバー。
どのような特徴があるのか、見ていきましょう。
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木造軸組住宅で唯一「型式認定資格」を取得した耐震性と技術。
シャーウッドは木造軸組構造をベースにして、「モノコック構造」と「ラーメン構造」の長所をハイブリッドで組み合わせています。
これは、木造軸組構法で唯一、型式適合認定を取得するハイブリッド技術で、実験を重ねてたどり着いた「震度7の地震が繰り返し起きても耐えうる耐震設計」です。
木造住宅は「仕様規定」という「決められた仕様であれば、あらかじめ決まった材料やサイズなどで対応することである程度の住宅を建てられるであろう」という考え方でした。
それを「性能規定」という「建物の安全性が性能基準を満たしているかを自社独自の規定で実験して検証してクリアすれば問題ない」という基準に国が認めるようになり、シャーウッドもそれに移行していきました。
それにより、シャーウッドではよりお客様にとって快適な空間を提供できるように実験と検証を繰り返し、より安全な住まいを提供できるようになりました。
さらに「型式認定資格」を取得しており、これは「「性能規定」で実験検証した構造だけではなく、住宅全体に関わる検査を「新しい技術や構法が一連の規定に適合する」と指定評価機関が認定している」ことを表しています。
木造軸組住宅では、この「型式認定資格」を取得しているのはシャーウッドのみであり、高い技術が評価されています。
耐震性もしっかりとあるので、柱や壁などがなくても安心してのびのびと暮らすことができますね。
趣ある佇まいと耐久性を実現した「陶版外壁ベルバーン」
「陶版外壁ベルバーン」は自然素材からなるなんと「焼き物」です。
釉薬を使って焼き上げることにより、ガラス質の安定した材質になり、硬度や強度が高くなります。
塗装ではないので天候や湿度などによる色あせもなく、安定して長年美しさを保つことができ、年月が過ぎるごとに趣ある味わいが出てきます。
古墳から焼き物が出土されるように、ベルバーンは半永久的に色あせることがなく、高い耐久性のため60年以上ももつので、一般的な外壁と比べてメンテナンスの回数も圧倒的に少なく済みます。
焼き物であるため、その時の湿度などによって材料や釉薬の配合、焼成温度を調整するなどの調整を行い、寸法や⾊などを合わせる必要があるので、1枚1枚、高い品質管理のもと製造を行っています。
一般的な外壁やシーリングは15年ごとに塗り替えや打ち替えが必要になりますが、「陶版外壁ベルバーン」は外壁の打ち替えの必要がなく、シーリングも30年ごとに打ち替えをすればいいので、圧倒的にメンテナンスが楽だと言えます。
美しい状態で長年保ってくれるのは嬉しいですね。
シャーウッドのデザインの特徴
■建物の中と外を一体化させる「クリアビューデザイン」
窓などの開口部を広くとって、部屋の中と外の床や天井をつなげることにより、部屋から外に続く一体感を感じることができます。
■縦につながる空間「マルチレイヤー」
一般的に階ごとに分断された空間になりますが、「マルチレイヤー」なら特定の部屋の高さを高くしたり、中間階を作ることができます。
「クリアビューデザイン」の検証で、外の自然とつながった空間で生活をすると「心地よさ」が上がるということが科学的に実証されたそうです。
日々の疲れを自然で癒すことで、疲労回復の効果もあることもデータとして出ています。
強度の高い鉄骨造住宅ではなく、木造住宅でこのようなデザインを実現させることは難しいと言います。
検証に検証を重ねて、技術を磨いてきた賜物ですね。
木の梁や柱だけではなく、天井や壁なども木を貼ることができるので、家の中でも自然を感じながら生活することができるのはいいですね。
健康的で、すがすがしい毎日を送ることができそうです。