積水ハウスとダイワハウスの目玉モデルを比較
住宅展示場に建っているモデルハウスをもとに各メーカーの花形シリーズをみていきましょう。
積水ハウス目玉モデル IS ROY+E(イズロイエ)
画像:https://www.sekisuihouse.com/products/steel2/is-roye/isroye_02.html
“スローリビング”
今は少なくなりましたが、縁側や土間のある家。古民家またはサザエさんの家をイメージしてみてください。それらを現代的に進化させたデザインが積水ハウスのスローリビングです。
縁側や土間。日本の民家には内と外をつなぐ中間領域のよさがありました。
その心地よさを先進の科学技術で実現するスローリビング。
大開口の明るい空間、プライバシーを保ちつつ陽だまりに和む深い軒下空間。
高断熱性能と超高断熱サッシにより快適性が広がる大空間。
そこで感じられるのは時が止まったかのような穏やかな空気です。
出典:https://www.sekisuihouse.com/products/steel2/slowliving/index.html
“ダイナミックフレームシステム”
設計の自由度と高い耐震性が特徴の鉄骨構造である「ダイナミックフレームシステム」は柱や壁で遮られない工法で、従来にはない大空間のLDKを可能にしています。
ふつうは柱や壁で家を支えているので、「ここの壁をなくして部屋をひろくしたい!」と思ってもそこの壁を抜いてしまったら、大げさに言うと家が崩れる、ことになります。
以前CMで大黒柱を取ったらコントのように家の中が丸見えになってしまう・・というCMを思い出しました。
イメージがわきましたか?
また、『シーカス』は地震動エネルギー吸収システムのことで、震度7クラスの大地震の対応を想定しています。
これは積水ハウスオリジナルで国土交通大臣認定された『制震構造』です。
参考:積水ハウス
“ダインコンクリート”
「ダインコンクリート」とは積水ハウスの最高級外壁です。
このダインコンクリート外壁に一目ぼれして積水ハウスに決めたという方も多いです。
耐火性や耐久性はもちろんのこと、見た目もよいです。
極めつけは、メンテナンスサイクルです。外壁メンテナンスは将来どうしても必要ですが、
ダインコンクリートは「外壁の塗り替えサイクル30年」となっています。これはすごいですね。
ダイワハウス目玉モデル XevoΣ(ジーヴォシグマ)
画像:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/shohin/xevoSIGMA/gallery.html
“グランリビング”
ダイワハウスでは、グランリビングと銘打って数値を全面的にだしています。
グランリビング
「高さ」と「強さ」の両立へ。
天井高2m72cm※1という結論。
出典:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/shohin/xevoSIGMA/grandliving.html
なんと、天井高2m72cm!天井を高く取り、広々空間にする場合、柱や壁が必要ですが、その常識を覆して「高さ」「強さ」を両立しています。
“外張り断熱”
天井高の大空間を押し出しているダイワハウスXevoΣですが、ここでのポイントは開口部(窓)です。空間がひろくて天井高の部屋って冬は寒い?!夏は暑い?!と心配になりませんか?
XevoΣは、ゆとりの大空間と大きな窓を備えながらも部屋の熱を逃さない秘密があります。
それが、3層仕立ての厚さ132mmの断熱層の“外張り断熱通気外壁”です。
“持続型耐震”
XevoΣは、独自のエネルギー吸収型耐力壁“D-NΣQST(ディーネクスト)”が標準搭載となっています。すごいですね。
ダイワハウス独自のD-NΣQSTの3本柱
- ① 耐震 震度7クラスの地震に耐える
- ② 吸収 Σ形デバイスの効果的な働きで建物の揺れを早く収束させる
- ③ 持続 高い耐震性能を維持
軽量鉄骨の断熱性比較
両ハウスメーカーの断熱性はどうでしょうか?比較してみたいと思います。
断熱性でのポイントは、開口部、窓です。両社とも広々としたリビングを全面に出しています。
暮らしていくうえで一番大切なことは、快適性です。
広々して素敵なのに、夏暑い、冬寒いでは、ストレスですね。また体にもよくありません。
積水ハウスの断熱性
積水ハウスは、省エネルギー基準を全地域標準仕様でクリア。品確法の性能表示制度の断熱等性能等級の最高等級の「等級4」にも対応しています。各部位に適切な断熱材を施すとともに、小さな熱の出入りも見逃さないオリジナル断熱仕様「ぐるりん断熱」を採用し、高い断熱性と気密性で冷暖房効率を高め、“夏涼しく、冬暖かい”快適な住まいを実現しています。
ダイワハウスの断熱性
「住まい全体の高断熱化:屋内の熱を逃さず、屋外からの熱気や冷気を遮断するため、外壁・天井・床・窓すべてを高断熱化しました。住まい全体を高断熱化することで、夏も冬も快適な空間を保ち、冷暖房のコストを大幅に削減します。」
出典:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/technology/steel/living/sotobari.html
ダイワハウスは外張り断熱通気外壁がポイントですね、全国の気候に応じて3グレードの断熱仕様となっています。
積水ハウスの軽量鉄骨シリーズ
ダイナミックフレームシステム | |
平屋の季 | 洗練された贅沢な平屋住宅 |
ひらやのとき | |
IS STAGE | THE邸宅!積水ハウス最上級ブランド |
イズステージ | |
IS ROY+E | 空間性やデザイン性を進化させた次世代の邸宅 |
イズロイエ | |
IS ROY+E WA MODERN | 4寸勾配の切妻屋根が特徴 |
イズロイエ WA MODEREN | |
IS ROY+E Family Suite | 仕切りのない大空間を実現し、 新しい暮らしのスタイルを! |
イズロイエ ファミリースィート | |
BeSai+e | 日本の住まいを現代的に |
ビー・サイエ | |
Be mod+e | 設計自由度と先進技術で |
ビー・モード | |
Be mod+e gent | 大容量の太陽光パネルが搭載可能な2.5寸モデル |
ビー・モードジェント |
(3階建て除く)
参考:積水ハウス
ダイワハウスの軽量鉄骨シリーズ
ダイワハウスの鉄骨構造 | |
xevoΣ PREMIUM(ジーヴォシグマプレミアム) | 2019年GOOD DESIGN賞受賞!ダイワハウス最上級モデル |
xevoΣ(ジーヴォシグマ) | 2m72cmの天井高で大開口・大空間! |
xevo ADVANCE(ジーヴォアドヴァンス) | 居住空間を自由にセレクト! |
(3階建て除く)
参考:ダイワハウス
まとめ
今回は、住宅展示場の広告に掲載されていた積水ハウスの“IS ROY+E”(イズロイエ)とダイワハウス“xevo Σ”(ジーヴォシグマ)を比較してみました。
両ハウスメーカーともに、全面に押し出しているポイントは同じでしたね。
天井高の広々リビング、地震に強い構造体、オリジナルな外壁!
しかし内容はまったく違いました、例えば、耐震性と制震製など。。
大変興味深いです。
「積水ハウスの軽量鉄骨シリーズ」「ダイワハウスの軽量鉄骨シリーズ」でもご紹介したとおり、それぞれ軽量鉄骨工法の他のシリーズも素敵でしたね。