
特に、これから家を建てようとする20代〜30代の若い夫婦にとって、人生で初めての大きな買い物であり、暮らし方そのものを形にする挑戦でもありますね。
間取りを考えるとき、面積や部屋数といった「数字」だけを見ていては、本当に暮らしやすい家はできません。
大切なのは、「どんな暮らしをしたいか」から逆算して設計するという視点です。
今回は間取りを考える際の、簡単なステップについてご紹介します。
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ステップ①:まずは“理想の一日”を描いてみる
間取りを考える第一歩は、自分たちの「暮らしの流れ」を見つめ直すこと。
例えば、次のような質問をお互いに出し合ってみましょう。
平日の朝は、どこでどんなふうに過ごしている?
帰宅後のリラックスタイムはどう過ごしたい?
休日は家でゆっくり?アクティブに家事?
子どもができたら、どこで遊ばせたい?
これらの会話から、「水回りはなるべく近くにまとめたい」「リビングは自然光をたっぷり入れたい」「将来的にワークスペースが必要」など、必要な機能や空間が自然と見えてきます。
ステップ②:ゾーニングを意識する
“ゾーニング”とは、家の中を機能や用途ごとにエリア分けすることです。
大まかに以下の3つのゾーンに分けると考えやすくなります。
パブリックゾーン(玄関・リビング・ダイニングなど)
プライベートゾーン(寝室・子ども部屋)
サービスゾーン(キッチン・洗面所・浴室・収納など)
たとえば、玄関からリビングまでの動線に洗濯物やキッチン用品が散乱していると、それだけで生活感がにじみ出てしまいます。
ゾーニングを意識することで、日々の家事効率もぐんとアップします。
ステップ③:夫婦それぞれの“こだわり”を間取りに反映
若い夫婦が初めて家を建てる場合、お互いに「こうしたい」という希望を持っていることも少なくありません。
ここで大切なのは、「どちらかの意見に偏らないこと」。
たとえば:
夫:在宅ワークが増えたので、静かな書斎がほしい
妻:家事がしやすく、子どもを見ながら料理できるキッチンがいい
この場合、書斎はリビングから離れた位置に配置しつつ、キッチンからリビング全体が見渡せるような間取りにする、といった調整が必要になります。
両方の要望を満たすには、「妥協」ではなく「融合」させるアイデアが鍵です。
ステップ④:未来の変化も“想定済み”に
今の暮らしだけで間取りを決めてしまうと、5年後・10年後に不便を感じてしまうことも。
たとえば:
子どもが増える
親との同居や介護が始まる
在宅ワークが常態化する など
こうした「将来の暮らし」を柔軟に受け入れられるよう、部屋を区切れるようにしたり、フリースペースを設けておくことが重要です。
今は趣味の部屋、将来は子ども部屋に転用、といった可変性を備えた間取りが、長く快適に暮らす秘訣になります。
ステップ⑤:モデルハウスや間取り図は“使い倒す”
はじめての家づくりでは、情報収集がとても大切です。
各ハウスメーカーの間取り例を集めて比較する
モデルハウスで実際の動線を体験する
SNSやYouTubeで「ルームツアー」を見る など
重要なのは、「自分たちの暮らし方に合うか?」という視点で見ること。
人気の間取りでも、自分たちに合わなければ意味がありません。
モデルハウスは「暮らしを想像する場所」として活用しましょう。

家づくりは、「どんな家を建てるか」ではなく、「どんな暮らしをしたいか」から始めるのが理想です。
特に、はじめて住宅購入を検討している20〜30代の夫婦にとって、間取りは単なるレイアウトではなく、「自分たちの未来の生活の地図」。
暮らし方を想像しながら、夫婦でたくさん話し合い、理想の家をかたちにしていくことが、失敗しない家づくりの第一歩です。
とはいえ、初めてのことで分からないことが多く、不安になるのも当然です。
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