注文住宅全般

木造 vs 鉄骨 構造別の値上げ状況の推移。材料比較とマイホーム購入時の選び方。

2025年に入り、多くのハウスメーカーで坪単価の値上げが鮮明になっています。
背景にはインフレや資材高騰に加え、鉄や木材など構造材そのものの価格上昇があるため、木造住宅と鉄骨住宅を比較して選ぶ今後の家づくりにも重要な影響があります。
特に、ウッドショックによる木材価格上昇、アイアンショックによる鋼材(鉄材)高騰という二重の圧力が、木造と鉄骨構造それぞれに波及しています

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構造別の値上げ状況の推移

● 木造住宅(ウッドショックの影響)
「ウッドショック」とは、住宅建築などに使う木材の価格が急騰し、供給が不足する現象を指します。
2020年以降の新型コロナ禍をきっかけに起きた現象で、特に2021年〜2022年の木材価格急騰を指して「第三次ウッドショック」と呼ばれることがあります。

<ウッドショックに伴う価格動向の推移>
ここでいう「指数」は、日本銀行が公表している「輸入物価指数(Import Price Index)」のうち、木材および木製品関連の品目を指しています。
日本銀行の輸入物価指数は、ある基準年(最近では 2020 年)を 100 として、その後の価格水準がどれだけ変化したかを示す「相対的な数値」です。
輸入された各品目の契約価格や国際市況価格を円換算し、数量ウェイトをかけて平均化し、その値を基準年(=100)と比較して何%になっているかを表します。

・2015〜2019年
アベノミクスの影響下もあり、木材価格は比較的安定。2018〜19年にかけてやや上昇傾向が見られましたが、基準値(2020年=100)付近で推移。
・2020〜2021年:ピーク上昇期
コロナ禍の供給制約と世界的需要拡大が重なり、木材価格は急騰。指数で180〜200程度へ上昇。
輸入材や集成材などが特に高騰し、ハウスメーカーへの材料コストが大幅アップ。
・2022〜2024年:高止まり・やや沈静化
サプライチェーンの回復とウッドショックの緩和により、価格は徐々に抑制されるも、依然として高水準(140〜170前後)を維持。
・2025年(最新状況)
日本における木材製品の輸入価格指数は 154.5(2020年=100)に達しており、依然としてウッドショック以前より50%以上高い水準です。
また、企業間出荷物価指数も 135.9となっており高止まりが続いています。

木造を得意とする一条工務店や住友林業は、自社ルートでの木材調達などにより一部値上げを抑えていますが、他の材料高騰の影響で坪単価は上昇しています。
一方で、タマホームやアイフルホーム、アイ工務店などは坪単価で5~8万円、建物総額で数百万円規模の値上げを強いられています。
世界的な需要増と物流遅延により、日本でも高止まりが続いており、ウッドショックは収束傾向ながら依然高水準です。

● 鉄骨住宅(アイアンショックの影響)
アイアンショックは、2021年前後の急騰とその後の長期高止まりが特徴です。
ウッドショックに比べると上昇幅は小さいものの、高値が続く期間は長く、住宅・インフラ・製造業すべてに影響が及びました。

<アイアンショックに伴う価格動向の推移>
ここでいう指数は、日本銀行が公表する「国内企業物価指数(CGPI)」の鉄鋼部門を基にした数値です。
2020年を基準(=100)として、その年からの価格変化を相対的に示しています。
2025年6月時点では 145.4 で、2020年比で約1.45倍の水準にあります。

・2015〜2019年:安定期
世界景気は比較的安定し、鉄鋼価格も指数で90〜110の範囲内で推移。需要と供給のバランスが取れていた。
・2020年:基準年
コロナ初期は一時的な需要停滞があったが、急速に回復し、基準値(100)付近で終了。
・2021年:急騰期
世界的な景気回復、インフラ投資の拡大、鉄鉱石価格の高騰などが重なり、指数は130前後に上昇。前年比+30%以上の急伸。
・2022〜2023年:高止まり
鉄鋼の原料(鉄鉱石・原料炭)が高値で推移し、指数は150前後を維持。供給制約や建築需要が影響。
・2025年:やや下落も依然高水準
世界的な需要鈍化と原料価格の落ち着きによりやや調整し、指数145.4まで低下。ただし、依然として基準年比で45%高い。

鉄骨構造を扱う積水ハウス、ヘーベルハウスなども、鉄材価格の高騰により坪単価で数十万円単位の影響を受けています。
特に、重量鉄骨や高度な制震構造を標準とする製品ほど値上がりが顕著です。
中国等での需要回復や円安が重なり、鉄鋼価格は2022年前後から30%以上上昇しており、今も高値安定傾向です。

●構造別「坪単価比較サマリー」

材料の調達ルートを持つメーカーでは、完全に値上げを避け切れないものの、影響が軽微または相対的に低く抑えられているので、ハウスメーカー選びの基準のひとつにすると良さそうですね。

構造ごとのメリット・デメリットとの比較ポイント

●木造住宅を選ぶなら:
メリット:断熱性が高く、温かみある内観。選択肢が多く坪単価を抑えられやすい
デメリット:木材価格の変動に弱い。長期的には耐久性・メンテ費の視点も重要。

●鉄骨住宅を選ぶなら:
メリット:大空間設計、高い耐震性と制震構造が可能。木造より耐久性も高い。
デメリット:鉄材価格の上昇を直接受けるため、坪単価が上がりやすい。断熱対応に注意。

賢く選ぶための提案とポイント

●希望プランの構造を明確化:
大空間重視かエコ重視か、省エネ住宅重視かを先に考える。
●相見積もりする:
複数メーカーで相見積もりを実施し、木造・鉄骨両方を比較対象にする。
●材料コスト上昇の背景も確認:
鉄骨と木造、どちらが優位価格なのかをメーカーごとに確認する。
●補助制度との相性も検討:
ZEH補助、断熱補助など、どちらの構造が制度対象になるか確認する。
●保証・メンテナンスとの比較:
構造ごとに保証内容や長期維持費が異なるため、比較表をまとめて確認する。

【参考】メーカー別|構造×標準仕様 比較一覧表(2025年版)

メーカー名構造タイプ標準仕様の主な内容特徴・備考
一条工務店木造パネル ・全館床暖房
・トリプル樹脂サッシ(防火対応)
・超高断熱(UA値0.25〜)
・太陽光発電+蓄電池(ほぼ標準)
ZEH率90%以上。断熱・創エネの性能は国内最高クラス
住友林業ビッグフレーム構法(木造) ・国産無垢材仕上げ
・高断熱サッシ(アルミ樹脂複合)
・制震構造オプション
・外壁通気工法
木の質感・意匠性が高く、設計自由度も高い
積水ハウス鉄骨造 ・高耐震鉄骨フレーム+制震装置
・エコキュート標準
・断熱等級6対応
・長期保証(最長60年)
プレハブ式で品質安定、間取り自由度も高い
ヘーベルハウス重量鉄骨+ALC外壁 ・耐火・耐震に強いALC外壁(60年保証)
・制震フレーム+免震オプション
・断熱等級6
・メンテナンス性重視
火災保険が割安になるほどの防火性。高耐久
クレバリーホーム木造軸組(モノコック) ・外壁タイル標準
・ZEH水準断熱
・樹脂複合サッシ
・耐震等級3対応
ミドル価格帯ながら高耐久+外観高級感
タマホーム木造軸組 ・省令準耐火構造
・断熱等級5以上
・外壁サイディング標準
・オール電化対応
コスパ重視、プラン数豊富で価格調整しやすい
アイフルホーム木造軸組 ・グラスウール断熱
・アルミ樹脂複合サッシ
・長期優良住宅対応
・低価格帯でも高断熱仕様
LIXILグループ傘下。水回りなどの設備面に強い
アエラホーム木造軸組 ・吹付断熱(アクアフォーム)
・ダブル断熱構法(外張+内断熱)
・太陽光パッケージ対応
・省エネ基準クリア
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いかがでしたでしょうか。
ハウスメーカーの値上がりは、単純に坪単価が上がっただけでなく、その背景には構造選びによる材料コストの違いと各社の調達戦略の差があります。
そのため、構造別に性能や補助制度との相性を比較し、値上げ前提で起こる総費用を把握することで、より理想に近い家づくりが可能となります。

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ハウスメーカーが公表している坪単価は、大きく幅がって、目安にしかなりません。工務店になるとなおさら不明確でネットに落ちている情報だけでは詳しくわからないのが現実です。

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  • この記事を書いた人

賃貸から戸建て!主婦の家づくり奮闘日記

私のプロフィール 年齢:34才 家族:旦那(34才)子供2人 趣味:旅行 職業:パート 将来の夢:マイホームの買い替え・・・。

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