ですが自分の頭の中で考えていても、上手く表現するのは難しいですよね。
今回はなかなか上手く表現できないような希望を間取り図に起こしてくれるサイトやプランナーをご紹介します。
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間取り図作成依頼のポイント&注意点
気持ちがはやるところかと思いますが、まずは間取り図の作成だけをプランナー・設計士に依頼するときのポイント及び注意点からお伝えします。※必要のない方は、おすすめサイトに進んでくださいね。
ポイント及び注意点は、下記の3つです。
- 要望や情報をしっかり伝える
- 料金がかかる場合がある
- 間取り図どおりに建てられない場合がある
これらについて、1つずつ説明します。
要望や情報をしっかり伝える
要望や情報をしっかりと伝えることができないと、提案された間取りが気に入らないということになります。
間取りが気に入らない理由については、他にも、「設計者の能力が不足している」「依頼先の数が少ない」という理由も考えられますが、まずはやはり「要望や情報をしっかり伝える」ことが最も重要です。
伝え方のポイントとしては、具体的な要望だけではく、
- 家族構成や生活パターン
- どういう暮らしをしたいのか?
- 要望の優先順位
といった「全体的なこと」も伝える必要があります。
例えば、大きなパントリーが欲しい、と言っても2人ぐらしと5人ぐらしでは必要な収納量も変わってきますよね。「大きな」と言っても、何㎡で表すわけではないので、その間を埋めるのが家族構成などの情報なのです。
それでも思い通りのものができあがらないときは、先述のように、設計者の能力が不足していたり、そもそも依頼数が少ないこともあります。
そのような場合は、依頼先を変えることも検討した方が良いかもしれません。
依頼先が1〜2社くらいですと、その中で自分の要望をきちんと形にしてくれる人に出会うのは難しいこともあります。お金や時間にもよりますが、少なくとも3〜5社に依頼し、提案を比較したほうが良い提案に巡り合える可能性が高まります。
料金がかかる場合がある
注意点としては、まず、間取り図の作成依頼をする場合の「料金」をチェックしましょう。
金額はサイトやプランナーによって異なりますが、大きく分けて、「無料」「途中から有料」「有料」の3つのパターンに分類されます。
無料
無料で利用できるサービスは魅力的ですが、数はそれほど多くありません。大抵はその後の契約を見越してのサービスとなります。
途中から有料
途中から有料の場合は、「どのようなことをいくらでしてくれるのか?」、「どこまでが無料なのか」といったことをしっかり確認する必要があります。
有料
間取りの作成依頼や相談は、一般的には有料である場合が多くなっています
料金の相場としては、数千円から、1万円前後、数万円かかるものまで幅があります。
依頼する内容にもよりますが、個人的な印象としては、個人や兼業でのサービスが安く、専門のサービスが高い傾向にあるようです。
いずれにしても、後々トラブルにならないように、「どのようなことをいくらでしてくれるのか?」ということをしっかり確認す必要があります。
間取り図どおりに建てられない場合がある
そして最後に、間取り図の作成だけを依頼する際、最も注意しなければならないのは、作成した間取り図通りに建てられない場合があるという点です。
その理由としては、
- 敷地条件
- 構造上の問題
- 予算の問題
- 業者が見つからない
の4点が挙げられます。
詳しく見てみますと
敷地条件
敷地条件でそもそも実現できないというのは、土地の形状や、都市計画法状の用途地域の別などです。例えば、商業地域ですと建蔽率が80%なのが、第一種低層住居専用地域ですと30%ということもあります。120㎡の土地に対して、建蔽率80%ですと96㎡、30%ですと36㎡。建てられる建物の大きさが大きく違ってしまいますね。
構造上の問題
構造上の問題とは、耐震性など構造についてです。木造だからできること、鉄骨造だからできること、専門的な知識と計算が必要になってきます。
そのため、提案された間取り図が、法律的・物理的に建築困難となる可能性があります。
予算の問題
予算の問題とは、間取り図(平面図)だけでは正確な見積もりを作れないため、建築総額に幅が出てしまいます。そのため、出来上がった間取り図を基に家を建てようとしても、予算内で実現できない場合があるのです。
業者が見つからない
通常、ハウスメーカー・工務店・設計事務所(建築家)はいずれも、「設計から建築」が一続きになっています。
なので、間取り図だけを渡して建築依頼をしても、すんなり了承してくれる業者は多くはないでしょう。
また、持ち込んだ間取り図で建築してくれる業者を見つけても、先述している通り、敷地条件や構造上の問題、予算などによって、やむなく当初の間取りと変更せざるを得ない可能性も十分ありえます。
間取り作成サービスは便利なのですが、こうした点に注意が必要なんですね。
おすすめの間取り図作成サービス
タウンライフ家づくり
出典:townlife家づくり
タウンライフ家づくりは簡単な操作で間取りプランや資金計画、土地探しまで、家づくりに必要な計画を全て一括で依頼できるサイトです。
自分の希望を選択して入れていくだけで、簡単に間取り図を含め、家づくりに必要な情報を送ってもらうことができます。料金は無料で利用でき、複数の業者から一斉に間取りプランと見積もりの提案を受けることができます。
複数の業者の作成した間取りを比較することもできますし、魅力的な間取りがあれば、そのままその業者と打ち合わせ、建築することが可能です。
間取り図が無料で作成してもらえるサービスはなかなかありませんので貴重なサイトですね。
coconala(ココナラ)
出典:coconala
トップページで「間取り 作成」と入力すると、サービスが出てきます。
こちらは、有料ではありますが、比較的安価なため、気軽に間取りの作成依頼や相談をしたい人におすすめです。
また、いろいろな専門家を自由に探しすことができるため、自分の感性に合ったプランナーを見つけることができます。
実際に依頼した他の人の口コミを見ることもできるので、安心して依頼できそうですね。
madree(マドリー)
出典:madree
madreeは建築家やデザイナーに間取りの作成を依頼できるサイトです。
「ライトプラン」は1案の間取りを提案してもらえて9,800円、3〜15案の間取りを提案してもらえる「スタンダードプラン」では49,800円となっていて、無料相談を受けるとライトプランが無料(※条件あり)となるサービスがあります。
また、サイトの間取り図一覧から他の利用者が依頼した間取りを見ることができるので自分の間取り図作成の参考にもなりますね。