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マイホーム購入前に検討が必要。注文住宅で家を建てる際の大事な土地の探し方。

マイホームを建てる際に、家の構造や外観デザイン、オシャレな内装や素材、住みやすい間取りなど、様々な好みやこだわりがあるかと思いますが、家をどこに建てるかについても、マイホームを建てる際は非常に重要な要素となってきます。

地盤の状態によって、基礎工事の内容が変わるとともに大幅に価格も変わる場合や、立地条件などによって、実際に新居に住み始めた後に利便性の悪さに気付くといったケースもよく聞かれます。 注文住宅を計画する際には、家の本体のみならず、並行して住居を建てる土地についての計画もしっかりと立てましょう。

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土地選びのステップ

注文住宅でマイホームを建てる際に、様々な理想のマイホームの条件や譲れない要素を予め決めておくことは重要ですが、家を建てる希望の場所や空きのある土地のかたち、広さによっても、理想のマイホームの建築が可能か否か決まってきます。その為、土地選びについてもマイホームの計画の最初の段階で計画する必要があります。

  1. 先ず、希望の間取りや階数に応じて必要な広さを考えます。また地域によって建蔽率も異なってきますので、建蔽率も配慮しながら土地の広さを決めます。
  2. 場所によって土地の単価も変わってきますので、希望のエリアと必要な土地の広さに加え、予算を考慮しながら空きのある土地を探していきます。
  3. 上記の、建蔽率を計算した後に必要な土地の広さや、注文住宅を建てる希望の土地が決まったら、敷地調査と地盤調査を依頼します。依頼先は、敷地調査・地盤調査ともに建築会社に依頼すれば自社で調べていただいたり、外注の調査会社に調べてもらう場合がありますが、殆ど場合、依頼先のハウスメーカーや工務店で対応していただけます。

敷地調査は、住居を建てる予定の土地や敷地にどのような規制があるか、何か法令が適用されているか、また、建蔽率や容積率について確認する調査です。

例えば、土地によっては農地として登記されている場合は住居目的の建物を建てることができない規制や、地域によって用途地域いわれる規制によって、用途に応じて血餅率や容積率による制限が変わったりすることがあります。

また、地域によって高さ制限がある場合もありますので、敷地調査を通じて規制や法令などを確認しましょう。

 

建蔽率= 建築面積÷敷地面積

容積率=  延床面積÷敷地面積

 

地盤調査は、その土地の強度を専門家によって調べてもらい、地盤が弱い場合には地盤改良などの必要がある場合もあります。

地盤改良の工事は多くの費用が掛かる場合もあるので、予算を考慮しながら、地盤改良をするか、他の場所で土地を探すかの検討が必要になってきます。

地盤調査を依頼することは必須となりますが、土地を最初に選ぶ際に参考となるポイントとして、海や河川に近いエリアや、海や池や田んぼを埋め立てた土地は地盤が弱いケースが多いといわれています。

また、土地を探している際に、同じエリアの他の土地に比べ大幅に価格が割安な土地は、地盤が弱く、地盤改良が必要な土地である可能性があるので、入念に確認することが必要です。

 

注意点

土地探しの際は、不動産屋で土地探しの依頼をする前に、予めインターネットなど、お探しのエリアでどれくらいの広さの土地が幾らで売りにだされているかも独自で下調べしておくと良いでしょう。

また、古家付きの土地の場合、注文住宅を新たに建てるとなると解体作業が必要となり、その費用も掛かってくるので注意が必要です。

注文住宅の建設を依頼するハウスメーカーや工務店でも土地探しのサービスを提供している場合もあります。

不動産業者へ依頼するより、そういった業者は既に希望の注文住宅のスペックを把握していますので、実際にその希望のマイホームが建てることができるか否かも土地探しの段階で調べてくれることがあります。

土地を選ぶ際の注意点として、実際に新居が完成して住み始めてから、失敗したと思わないように予めその土地や周辺の環境について調べておく必要があります。

例えば、最寄駅からのアクセスや、お子様がいるご家庭の場合、学区や学校などの条件、近隣のスーパーやコンビニなどへのアクセスなど様々な要素が新しい生活に影響してきます。

また、敷地調査や地盤調査を依頼する前に、希望する土地や周辺地域に、曜日や時間帯などが違う時に出向いてみるのも良いでしょう。